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開業地選定

医院の経営が順調に推移するためには、どこで開業するのかということは重要な要素となります。開業地の選定が医院経営を左右するといっても過言ではありません。

開業地の選定は開業プロセスの中でもっとも楽しく、そして非常に難しい課題です。集客の悪い開業地を選んでしまうと、スタートダッシュで大きくつまずいてしまいますし、その後の収支にも大きな影響を及ぼします。ですので、これといった物件が見つかるまで根気よく探し続ける必要があります。また、逆にこれといった物件が見つかったら、迅速に契約を進める必要があります。

一般的に立地条件の良い場所は費用負担が重いので、採算が合うかどうかを慎重に検討します。また、所有物件の活用や立地条件にマッチした診療サービスの提供についても検討してみましょう。

次のような立地条件が開業に望ましいと考えられます。

  • 人の集まりが多い場所(住宅街・オフィス街・商店街等)
  • 将来発展の見込める場所(人口動態)
  • 競合医院の少ない場所・知り合いや親戚の多い場所
  • 現在の勤務先に近く・わかりやすく利用しやすい場所(通りに面している等)

住宅街

 地域住民(主婦、子供、高齢者)が主体となるため、診療圏は通院時間20分圏内のエリアとなる。立地としては駅やバス亭などに向かう人の流れがある場所が望ましい。また駐車場の確保と競合医療機関が少ないことも不可欠。

 科目的には、内科・小児科・産婦人科・外科・整形外科が望ましいと考えられる。

商業施設内・周辺

 ショッピングセンターなどの商業施設内に医療スペースを造り、集客力をアップしようとする商業施設が増えている。駐車台数も確保されているため患者さんにとって便利であり診療圏も広くなる。集客力の高い商業施設であれば、収益力も高く、安定した経営を展開することができるが、家賃や管理費は高いので、開業資金の調達がポイントとなる。開業後は競合相手が参入する可能性が低いのもメリット。商業施設の周辺も人の流れがあるため開業地として有力である。平日、土日、祝日の来客数の変化を調べると同時に、出入り口の場所や数、駐車場の位置などから、どのような人の流れになっているかを調べ、開業地として適しているかを判断する。

オフィス街

 

サラリーマン、OLが主体となるため周辺の企業数が鍵。開業形態としてはビル診となり住宅地と比べると家賃は高くなる。科目的には耳鼻科・眼科・皮膚科・内科が望ましいと考えられる。